第1章
日本の制度上の分類
日本では一般の食品とは別に、臨床データにもとづき国が個別に許可する「特定保健用食品(トクホ)」と、事業者が根拠を届け出る「機能性表示食品」という二つの区分があります。それ以外は一般食品として販売され、具体的な保健の用途を表示することはできません。
- トクホ:個別許可制で、専用のマークが付きます。
- 機能性表示食品:届出制で、根拠が公開されます。
- 一般食品:成分にかかわらず、保健の用途は表示できません。
第2章
インナービューティー
日本で最も大きい分野が美容系です。コラーゲンペプチド、ヒアルロン酸、セラミド、プラセンタエキスなどが、粉末、ゼリー、小瓶のドリンクとして売られています。外側のスキンケアの代わりではなく、並行して続ける習慣として位置づけられ、一日量は控えめで一定です。
- コラーゲンは吸収を考えた低分子ペプチドが主流。
- 粉末はコーヒーや汁物に溶かし、ゼリーやドリンクは1回分。
- 多くのブランドが、判断の前に約3か月の継続を勧めています。
第3章
毎日の土台:ビタミン・乳酸菌・ミネラル
日常用の処方は、大きな一錠より少量を一日に分けて摂る形を好みます。発酵文化を背景に乳酸菌は特に層が厚く、菌株名がパッケージに明記されていることも多いです。マルチビタミンは朝と夜に分けられている製品もよく見られます。
- 乳酸菌は菌種だけでなく菌株名を確認する。
- 内容量は日数表示なので、90粒でも30日分のことがあります。
- 小さな粒やソフトカプセルが標準で、大きすぎる錠剤は稀です。
第4章
ラベルの読み方
日本のパッケージは四つの情報を一貫して示します。1回量、何日分か、1回あたりの機能性成分量、そして摂取のタイミングです。二つの製品を比べるときは、箱に入っている粒数ではなく、1日量あたりの成分量と日数で比べます。
- 1粒あたりではなく1日量あたりのmgで比較する。
- 何日分かを見れば実質的な価格が分かります。
- 「食後」「就寝前」といった指定も設計の一部です。
第5章
無理のない選び方
サプリメントは食品であって医薬品ではなく、薬と相互作用することがあります。妊娠中・授乳中の方や処方薬を服用中の方は、新しく始める前に医療者に相談してください。受診を先延ばしにする目的で使うものでもありません。まず1つ、十分な期間試してから次を考えます。
- 新しいものは1つずつ、最低1か月。
- 処方薬がある場合は相互作用を確認する。
- 高温多湿を避けて保管を。日本の包装は遮光設計が多いです。
